羽生逆転防衛!名人戦最終局
第67期名人戦七番勝負第7局は羽生名人に軍配。4勝3敗の成績で、名人通算6期獲得となり、故大山康晴十五世名人の通算18期を筆頭とする獲得期数で歴代単独4位になった。
昨年、同い年で同期の「宿命のライバル」森内俊之九段を破り、永世名人のタイトルを得た羽生善治十九世名人。今年の挑戦者、郷田真隆九段も同じく「羽生世代」に属し、前々回やはり第7局で森内名人(当時)に惜しくも破れ、今年は雪辱の初タイトルを狙ったが無念の逆転負けとなった。
6月23日、3勝3敗のタイで迎えた第7局は、挑戦者郷田九段の異例の大長考で始まった。出だしは両者の得意形である矢倉戦となったが、10手目後手の郷田九段が一時間を越す大長考。その後、羽生名人の長考もあり、スローペースの展開に。
16時の検討では、「これは見たことがない。新構想。」と解説の渡辺明竜王。
羽生名人が33手目を封じて、1日目の対局が終わった。
6月24日、第7局2日目は、羽生名人の封じ手▲7六歩で着手。
羽生名人が終始攻める展開の中、午後7時31分郷田九段は「負けました」と頭を下げた。
終局後のインタビューで羽生名人は「2日目は桂馬が使える形になったので、少しは指せたかと。勝ちに思えたのは、6一角と打った時。本当に最後のところでした」
一方郷田九段は「作戦負けでした」。「7番のうち後半は調子を上げてきているように見えましたが」の問いに対しても、「何がいけなかったのかは、よくわかりません」と、カメラのシャッター音にほとんどかき消されそうな声で応えるばかりだった。
(黒田由美)




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