漫画のせいじゃない!麻生首相の読み間違い
「未曾有」を「みぞゆう」と読み間違えたり、「踏襲」を「ふしゅう」と読んだりと、様々な意味で国民を不安にさせている麻生首相。漫画好きのオタクであることを自称しているため、ワイドショーやニュース番組で「漫画ばかり読んでいるから、漢字が読めないのではないか」などと言われてしまうことも。
しかし、「漫画は学習の妨げ」と一概に決め付けてはいけない。今も昔も、学習に役立つ漫画は数多く存在するのだ。
一昔前だと、池田理代子『ベルサイユのばら』ではフランス革命前後の歴史を学べる。大和和紀の『あさきゆめみし』で源氏物語を学んだ人も多いだろう。
さらに最近だと、微生物や農学に大きな影響を与えた石川雅之の『もやしもん』が話題だ。Web漫画で人気が爆発した日丸屋秀和の『ヘタリア』では、国の文化のみならず国民の気質、歴史、他国との関係性も詳しく学べる。
漢字にしても、漫画でも難しい漢字は使われており、ルビも振られていたり振られていなかったりで、「この漢字はなんと読むのだろう」と調べることで読み程度なら身につけられる、と考えるのが普通だろう。
さて、麻生首相が「未曾有」を読めなかった理由。それは、生まれてこの方「未曾有」という言葉を使ったことはおろか聞いたことも読んだこともなかったからではないだろうか。確かに未曾有という言葉は漫画ではあまり使われないだろうが、新聞などではよく目にするはず。つまり責任は漫画にあるのではなく、漫画以外の文章をあまり読まないことにあるのではないのだろうか。
読み方も知らないのに、その言葉を使った原稿が書けるとは、さすが麻生首相。
(小野しうこ)
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