『沈まぬ太陽』の映画化が実現!
- 2008.12.12 11:02
image from 新潮社
不可能といわれていた名著の映画化がついに実現するとの一報が入った。
『白い巨塔』『華麗なる一族』など、ドラマ化もされた数々のヒット作を世に送った作家・山崎豊子のベストセラー『沈まぬ太陽』の映画化が決定した。公開は来年秋の予定で、1月にもイランでクランクインする見込みだ。主人公は俳優・渡辺謙が務める。
『沈まぬ太陽』は、航空会社の腐敗にあらがった一人の男を描いた小説。労働組合の委員長を務めていた主人公が、世界各地の職場を次々とたらい回しにさせられるストーリーで、話の中では1985年の日航機墜落事故も描かれる。実在の人物や企業を連想させる内容となっているため映画化は困難とされ、世界各地でのロケが必須で制作費の問題も壁の一つだった。実際に何度か持ち上がった話もことごとく頓挫。しかし、今回は、「映像化なしには死ねない」という原作者の山崎さんの熱意もあり実現した。若松節朗監督のもと製作費20億円をかけ全編で3時間を超える超大作が公開されることになる。
インターネット上のブログにも、小説のファンという人たちから、続々と映画化決定への喜びと期待の声が寄せられている。
企業倫理が疑われている今だからこそ持つ意味もあるはず。会社という組織の傲慢な仕打ちに挫かれなかった不屈の魂が、映像として蘇ることを期待して待っていたい。
(秋井貴彦)





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