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広島・長崎五輪招致を考える

- 2009.10.14 17:00

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10月11日、2020年の夏季五輪開催を目指し、広島・長崎両市が共同で招致を行うことが正式表明された。IOC(国際オリンピック委員会)は共同開催には否定的。しかし、2016年夏季五輪招致で東京が敗北した矢先、しかも「核兵器のない世界」の実現を訴えるオバマ米大統領がノーベル平和賞を受賞したタイミングで被爆地である広島・長崎両市が名乗りをあげたことのインパクトは大きい。

「核廃絶のためにも、ぜひ開催してほしい」など、“平和”の視点から賛成する人は多い。「開催できなくても、招致運動で、核廃絶を訴えるだけでも、意義があるように思います」という『ある経営コンサルタントのブログ』のブロガーは、招致運動費用に巨費を投じることができた東京都に対し、「ネームバリュー抜群の広島・長崎ですから、費用を抑え、市民からの税金を使わない招致運動を目指してほしい」と実現に向けた具体策を述べる。

一方、勝ち負けの精神が強いスポーツを、“平和の祭典”と結びつけることに違和感を覚えているのは『堕天使の憂鬱』のブロガーだ。「競い争いその先に戦い、終に核まで持ち出してしまった人類の反省として、いくらゲームとはいえ競い争う精神で広島・長崎を訪れてほしくはないな…と、静かに考えます」と語る。また、今までの東京の努力に敬意を表し、2020年は東京に再立候補させてあげるべきという人も(でいりーさぷりめんと+)。

『中路啓太のHEAVEN KNOWS』のブロガーは、「平和や核廃絶をかかげて招致活動をするのであれば、先の大戦をどう総括し、それとの関係において原爆被害をどうとらえるのかを明確にできないかぎり、かえって世界から激しい反発を買うだけ」と警告する。広島・長崎五輪招致において大きなアピールポイントである“平和”は、諸刃の刃なのかもしれない。

(ははぎく)

■参考サイト
ある経営コンサルタントのブログ
堕天使の憂鬱
でいりーさぷりめんと+
中路啓太のHEAVEN KNOWS

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