泳げない子ども増加の背景は
小学校・中学校の体育の授業だけでは泳げない子どもが増えているというニュースが報道された。泳げない子どもを無理に泳がせないといった指導をしている小学校が増える一方で、小さいころからスイミングスクールに通う子どもも多く、“泳げる子”と“泳げない子”の二極化傾向が強まっているらしい。臨海学校を実施する学校は激減し、“ゆとり教育”で体育などの実技授業が減っている現状を鑑みれば、こうなるのも致し方ないのかもしれない。
「週1回のプール授業で泳げるようになるのは無理」「夏休み中のプール開放も昔と比べて少なすぎる」など、小学校の水泳授業に関して不満を持つ保護者は多いようだ。また、「学校のプールの時間に、泳ぎ方を教わった記憶がありません。泳げる子はすでにスイミングスクールなどで習っていて、それの実践の場として学校でも泳いでいる。ですので、私のような水泳初心者はいつまでも初心者でした」(家庭教師びすこがお届けする教育ニュース)と、水泳授業のあり方にも問題があると指摘するブロガーもいる。
しかし、小学校のプール授業を見て、「水をかけっこして遊んでいるだけ。泳ぎ方をぜんぜん教えていない」という保護者に対し「水に慣れ好きになるのがまず基本」と警鐘を鳴らすブロガーもいる。さらに「昔は川や海で泳ぎ、岩から飛び込んでいました。そこが今では立ち入り禁止、危険となっています。泳ぐ場がなくなり、体育の時間も減っているのではこのような結果は当たり前」(登校の子どもとの朝のひととき)など、環境の変化も泳げない子どもが増えている理由のひとつだと考える人も多いようだ。
『日々是雑感』のブロガーは、「大人の都合で、子どもたちが自信を持ったり、水辺への興味を持つ機会を失わされるというのは、実におかしなこと」と学校教育の中で水泳を教えることは、必要不可欠なことだと語る。教育現場や環境の変化など、さまざまな事情はあっても、多くの子どもはプールで遊ぶのが大好き。特別にスイミングスクールに通わなくても、せめて学校教育の中で基本的な泳ぎ方を身に付けられないものか。子どもたちの歓声があがる夏休みのプールを見て、そう感じずにはいられない。
(めがねこ)




「泳げない子ども増加の背景は」を引用してココログに投稿
(トラックバックは編集部が公開するまで表示されません。)