困った高齢者、増加の原因は
“キレる”行為や万引きは青少年の専売特許、というイメージがあったが、今はそうでもないようだ。日本の各地で高齢者の万引き増加が伝えられている。また兵庫県では、公務執行妨害などで逮捕や取り調べを受ける高齢者の割合が、2008年に未成年者と逆転したという。
そんな“困った高齢者”が増えていると肌で感じている人は多いようだ。「迷惑行為を注意したときの言い訳や逆切れには閉口する」「開き直り方がハンパない」など、厄介ぶりを吐露するブロガーが目立つ。店を経営しているという『カノンの本音ブログ』のブロガーは、高齢者の万引き犯をつきとめた経緯をつづり、犯罪だけでなくマナーや他人への接し方が悪い高齢者が多いと嘆く。
その背景には何があるのだろう。「高齢者の数が増えているのだから当然」「貧困・格差社会に要因がある」などの見方が挙がっている。「高度成長期を支えてきた現在の高齢者は、ストレスをため込んでいるのでは」と推測する人も。
警視庁が万引き犯1050人を対象に実施した意識調査では、65歳以上の高齢者の64%は収入がなく、19%は生活保護を受けていた。また40%が独り暮らしで53%は「友人がいない」と回答。万引きの心理的な要因に24%が「孤独」を挙げたそうだ。
年齢を重ねた人は、昔は“敬われる”自覚や尊厳を持っていたように思うが、今は難しいのだろうか。社会環境などに不満はあるにせよ、年長者は若者の規範となる姿を見せてほしい。
(ぽこ)




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