西原理恵子にハマってみる?
『毎日かあさん』で知られる漫画家・西原理恵子の『いけちゃんとぼく』が、6月20日に公開された。主人公の少年と不思議な生き物「いけちゃん」との心の交流を描いた作品で、ブログには「子ども時代を思い出す」「じわっと泣けた」などの感想が上がっている。しかし、彼女の作品はほのぼの系ばかりでなく、波乱の経験を反映したものも多い。
エロ本のカット描きから始まった25年の漫画人生はジェットコースターそのもの。ミニスカパブで働きながら描いた時期もあり、漫画の題材だったギャンブルなどに身を投じたことも。2年前には、アルコール依存から回復した元夫をガンで亡くしている。
生きるために「働かない選択肢はない」と言い切る彼女の作品は、「冷徹な現状認識に裏打ちされた」(樋口めぐむ・小説集)ものであり、その「赤裸々ぶりと、人間の本質をついた表現」(カメライター、日々是好日)が魅力といえそうだ。
92年出版のエッセイ『サイバラ式』を読んだ『四季こもごも』のブロガーは、「不景気な世の中にマッチしているからか今読んでも違和感がない」とつづる。『ぷりんのカラメル日記』のブロガーは、「物事の本質を捉えるのが上手で、さらにそれを表現し伝える能力がずば抜けている」と評価する。
8月下旬には、自伝的漫画『女の子ものがたり』が、深津絵理主演で公開される。この夏、あなたも“サイバラ・ワールド”に踏み入ってみてはどうだろう。
(ぽこ)
■参考サイト
@nifty映画:いけちゃんとぼく
樋口めぐむ・小説集
カメライター、日々是好日
四季こもごも
ぷりんのカラメル日記




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