減らせ!食品ロス。賞味期限、見直しへ
食材の買い過ぎや作り過ぎの結果、まだ食べられるのに食べずに捨ててしまう“食品ロス”。その総量は、なんと1年間の国内米生産量、あるいは小麦の輸入量に匹敵するという。
この状況を改善するため、農林水産省が具体的な対策に乗り出す動きを見せている。対策のひとつが「消費・賞味期限の見直し」。食品ロスの理由の一端は、現状の消費・賞味期限が必要以上に短いことにあるとの判断だ。
期限内は安全に食べられることを示す“消費期限”に対し、おいしく食べられる期間を示す“賞味期限”では、所定の保存方法に沿えば期限後もしばらくは味や品質が保たれる。だが現実には多くの人々がどちらの“期限”にも神経質。“捨てる目安”にしがちなのは確かだろう。これは見方を変えれば、お仕着せの情報に頼るあまり、我々自身が食の鮮度を見極める力を鈍らせてしまったことの反映といえなくもない。
ブログ『広島経大 林研究室だより』には、アメリカ留学中、手に入りにくい貴重な日本食材を、賞味期限が切れていても「自分の五感で消費期限を判断し、自己リスクで食べ物を口にしていた」思い出がつづられている。食品を“残さない”“捨てない”社会に変えていくには、農水省の新ガイドラインに期待するだけでなく、消費者がこうした感覚を取り戻すことも大事なのではないだろうか。
(あさよる)
■参考サイト
@niftyニュース
広島経大 林研究室だより
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